クマムシは地球最強の生き物だった!
昨年お笑いコンビが「あったかいんだから」でブレイクした、「クマムシ」さんがいる。
特に歌は中高生の人にも歌われて、お笑いタレントとして人気を博している。
ところで、世界で最強の生き物をご存じでしょうか。
そんな質問をすると、多くの人は百獣の王であるライオンや、体の大きい象などを連想するのではないでしょうか。
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しかし、それは動物同士が戦ったときの話しであって、
地球に生きる生命の強さではない。
○地球上で最強の生き物は「クマムシ」
ところで「クマムシ」という生き物をご存じでしょうか。
体長1mmほどの小さな生き物である。
出典:closedsearch.auctions.yahoo.co.jp
なぜ、この小さな生き物が最強かと言うと、他の生き物だったら死んでしまうほどの過酷な環境においても、生き残ることができるからだ。
乾燥状態であれば、気温150度からマイナス200度くらいまでの過酷な環境でも、幅広い温度でも生きることができる。
特に低温には強く、これ以降温度が下がらないという、絶対温度でも生きているとう記録も残っている。
また、水のない乾燥状態であっても、数十年持ちこたえることができるのである。
宇宙空間でも、10日間生存したということが確認され、7万5000気圧でも耐えらるということを実証している。
○なぜ「クマムシ」は過酷な環境に耐えることができるのか?
実はクマムシは、乾燥したり、温度が低くなったり、酸素がなくなったりすると、
自ら仮死状態を作ることができ、危機的状況をやり過ごすことができるのある。
クマムシが、活動しやすい環境になったら、普通の状態に戻って、活動を再開する。
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○クマムシの生態
クマムシは、体長0.5mmから1mm程度の小さい動物で、8本の足を使って歩くことから、緩歩動物と言われている。
出典:緩歩動物 – Wikipedia
熱帯地方、超深海から高山、温泉の中まで、海洋、陸水、陸上のありとあらゆる環境に生息する。
動物や植物の体液(細胞液)を吸収して食物としている。
およそ1000種以上が知られている。
基本的は頭部1環節と胴体4環節からなり、キチン質の厚いクチクラで覆われている。
胴体部の各節から出る4対の脚をもつ。
歩脚は丸く突き出て関節がなく、先端には基本的に4-10本の爪、または粘着性の円盤状組織が備わっている。
多くの種では雌雄異体だが、圧倒的にメスがおおい。
脱皮の際に、脱皮した殻に産み落とすことが知れら、脱皮殻内受精と呼ばれている。
○生命の危機になるとクリプトビオシス状態となる
生命の危機にさらされると樽のような形になる。
これを「クリプトビオシス」と言う。
クリプトビオシスとは無代謝の休眠状態のことである。
緩歩動物はクリプトビオシスによって環境に対する絶大な抵抗力を持つ。
周囲が乾燥してくると体を縮める。
これを「樽」と呼び、代謝をほぼ止めて乾眠と呼ばれるクリプトビオシス状態に入る。
樽という乾眠個体は、過酷な条件にさらされた後も、水などを与えられると再び動き回ることができるのである。
どうですか、体長1mm程度の小さい「タマムシ」が地球生命体で一番最強の生き物ということが、お分りいただけたと思います。
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