世紀のホームラン王「ベーブルース」
世界のベースボールファンを感動させた世紀のホームラン王は、何といっても「ベーブルース」ではないでしょうか。
ベーブルースは、「野球の神様」と言われ、今でもアメリカ合衆国の国民的ヒーローなのです。
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当時のアメリカの球界では、「ブラックソックス事件」により、球界への不信感が高まっていた。
ベーブルースによる豪快なホームランの連発により、球界の不信は払しょくされ、さらに野球の人気を高めることができたのです。
ベーブルースは、アメリカ野球殿堂入りを果たした5人の中の一人で、シーズン記録でホームラン50本以上を記録している。
1927年に記録したシーズン記録60本は、1961年にロジャー・マリスに破られるまで、34年間も記録を保持してました。
ところで、通算ホームランの数では、誰が一番だと思いますか。
知っている方も多いと思いますが、日本の「王貞治」が通算ホームランの数として、868本で一番なのです。
通算ホームラン(本塁打)数は以下となります。
①王貞治・・・868本
②バリー・ボンズ・・・752本
③ハンク・アローン・・・755本
④ベーブルース・・・714本
⑤ウィリー・メイズ・・・660本
⑥野村克也・・・657本
⑦アレックス・ロドリゲス・・・647本
⑧ケン・グリフィー・ジュニア・・・630本
⑨ジム・トーミー・・・612本
⑩サミー・ソーサ・・・609本
ホームランの本数で言うと、ベーブルースは4番目ですが、いかに彼は、ホームランを打つことで、アメリカの球界において、最も印象に残っている選手なのです。
○ベーブルースの野球のはじまり!
ベーブルース(ジョージ・ハーマン・ルース・ジュニア)は、アメリカ合衆国のメリーランド州ボルチモア出身のプロ野球選手である。
(野球の神様ベーブ・ルース_出典:お金の学校)
彼は生まれたときから体が大きく、7歳なのに10歳くらいに見えていたそうです。
ルースは手のつけられないわんぱくな少年で、小学校ではほとんど学校にも行かず、お店からお菓子を盗んだり、通りかかったトラックに玉子をぶつけるなどのいたずらをして、一日中遊び回っていた。
ルースの家は酒場をしていて、ルースの両親は一日中働きづめの毎日で、ルースの面倒がみられなかった。
そんなルースに手をやいていた両親は、セント・メリー校という職業学校に入学することにした。
ルースにとって学校での生活はつらく、ルースは何度も学校を飛びだした。
ある日、学校の先生であるマシアス先生が、ルースを野球の練習に誘った。
生まれてはじめて、グローブを持ったルースだが、飛んできたボールをキャッチした。「うまい!ルース」とマシアス先生にほめられ、ルースはしだいに野球が好きになっていった。
毎日野球の練習に打ち込み、マシアス先生も熱心にコーチをし、学校で上級生になるころには、チームのエースであるピッチャーをつとめる選手となっていた。
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○ルースは世界に知られるホームラン王に!
19歳になったルースは、オリオールズにスカウトされ、アメリカ大リーグのプロ野球選手になる。
大きな体で大食らいで、おおらかな性格にまん丸な顔をしたルースは、監督やチームの選手にとても可愛がられ、「ベーブ(赤ちゃん)」というあだ名で呼ばれていた。
そんな愛称から「ベーブルース」という名前が生まれたのである。
(ベーブ・ルース _出典:Naverまとめ)
その後、レッドソックスに移籍したルースは、ホームラン王になり、ルースのホームランに、お客さんは熱狂した。
25歳のときにルースは「ニューヨーク・ヤンキーズ」に移籍した。
当時のヤンキースはまだ優勝もしたこともない、弱小チームだった。
ルースの入った年に、ホームランを54本打ち、それまでのホームラン記録をぬりかえた。そして翌年も、59本のホームランを打ち、ヤンキースはついに初優勝を飾ることができた。
(ベーブ・ルース_出典:知恵袋)
ルースがホームラン王になれたのも、ルー・ゲーリッグのおかげである。彼がいなかったときには、ルースが打席立つと、敬遠され打たせてもらえなかったのである。
ルー・ゲーリッグが3番に起用してから、4番のルースと勝負するしかなかった。それで、ルースはホームランを打って記録を打ち立てたのである。
(ルースとルー・ゲーリッグ_出典:Gooブログ)
ルースはアメリカ中の少年が憧れるヒーローで、ルース自身も子どもが大好きだった。
選手たちは、子供にサインをせがまれても、たいてい知らん顔していたが、ルースはいつも列の最後に並んだ子どもにも、サインをしてやった。
また、ルースは有名になってからもたびたび、母校であるセント・メリー校を訪れ、生徒たちといっしょに野球をしたりした。ルースはときどき、学校に寄付金も送っていた。
「乱暴者であったぼくが立ち直ることができたのでは、野球のおかげです」と、ルースは学校やマシアス先生への感謝の気持ちを忘れなかった。
ルースの残したホームラン記録は714本は、長い間破られることはなかった、偉大な記録を残している。
人々の心にベーブルースの名は、偉大な記録とともに今も残っている。「記録」よりも「記憶」に残る名選手だった。
○まとめ
・ベースボールファンを感動させた世紀のホームラン王は、「ベーブルース」ではないでしょうか。
・ベーブルースは、「野球の神様」と言われ、今でもアメリカ合衆国の国民的ヒーローである。
・1927年に記録したシーズン記録60本は、1961年にロジャー・マリスに破られるまで、34年間も記録を保持していた。
・ベーブルースは「記録」よりも「記憶」に残る名選手だった。
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